Windows Server 2008 とターミナルサーバクライアント

先日 Windows Server 2008 をインストールする機会に立ち会ったので、その時のメモ。この Windows Server 2008 をインストールしたサーバはドメインに参加して Linux からリモートでログインする環境として想定されていた。よく分からないけど、アプリケーションサーバみたいなものか。

問題は Linux から GNOME のターミナルサーバクライアント(tsclient)を用いてリモートでログインしようとしても、何故かエラーが出て接続できないことだった。Win 2008 をインストールした直後にテストしたときは接続できたのに、システムの構築が一通り済んだ後で試してみると、うまくいかなくなっていたのだ。

調べてみたところ、どうやら Windows Update によって Win 2008 の RDP のバージョンが5から6にアップデートされたらしく、その影響だったらしいということが分かった。これについては「rfbdrake failed to extract public key from certificate - LinuxQuestions.org」が参考になった。リンク先に書かれているように、ターミナルサーバクライアントの基となっている rdesktop のバージョンを最新の1.6.0にアップデートすることによって接続できるようになった。

だが何故か Windows Server にリモートでログインし、ログオフしてもターミナルサーバクライアントのウィンドウが自動で閉じなくなってしまった。この症状はログイン画面でキャンセルを選択しても起きる。同様に Windows XPリモートデスクトップを用いて Windows Server 2008 に接続してもこの症状が出た。また Linux 上のターミナルサーバクライアントを用いて Windows VISTA(Ultimate) に接続してもこの症状はでない。

まだ完全な解決策は見つかっていないが、どうやら symantec 製品が TCP まわりに影響を及ぼしていたようだ。